ATRV(The Association of Tama Regional Vision)

会の概要

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会長挨拶

 私は令和3年度の総会で古川先生から会長職を受け継がせていただきました。コロナ禍の真っただ中での会長交代ですが、工夫をしながら会の活動を進めていきたいと考えています。
 前任の古川勇二会長には、当会発足準備の段階から5年間にわたり会長をお勤め頂き、毎年のセミナーの開催や、先端産業部会、都市づくり・交通システム部会の結成による活動の推進など精力的に会の運営にご尽力いただき当会の基盤を創られました。
 さて、人口400万人を抱える多摩地域は、広域であり豊かな自然と多様な産業を持っています。奥多摩の緑の山々、羽村の取水堰は優れた景観を持ち、玉川上水は江戸開府の時代から大東京の形成の基盤となる一大水脈を提供してきました。
 しかし、豊かな森も昭和40年代からの貿易自由化の波の中で外材におされ森林産業が衰退し、山に手が入りづらくなりました。また、多摩川も山の荒廃や周辺の都市化とともに荒れてきました。例えば、かつては多摩川中流でも下流でも釣ったアユを食べることができました。そんな川を復活させ後世に残してあげられないものでしょうか。さらに、宅地化による農地の減少がすすみ、成年年齢に達した森林による花粉症の問題など自然環境にも様々な課題があります。
 一方で、私たちの多摩地域は59を数える大学を抱え、AIや電子機器などの先端産業の集積地域でもあります。しかし、圏央道の完成に伴い、さらに地価の安い周辺地域への大規模企業の転出による大画地問題が生じ、一方で物流改革に伴う物流基地の建設などの変化も起きています。
 当研究会では、これまで地域課題への理解を深めるための地道な活動とともに、多摩地域とアセアン地域との交流・協働による先端的人材の確保・技術の開発を目指してきました。   
 一転この二年間は、コロナ禍により海外との交流や地域間の移動ですら大きな制約が起きています。多くの人が行動の制約を受けテレワークやワーケーションといった勤務形態の変化と同時に企業意識も変わり、逆に勤務地、住所地を問わない新たな労働人口、人材の発掘の可能性も芽生えています。こうした変化は、いま私たちの住む地域への関心の高まりを生み、地域を見直し、生活を変えていきます。
 いずれ本格的な人口減少を迎える当地域にあって、ウィズコロナ、アフターコロナの時代に向けた変化にも注目しながら、多摩地域の持続可能な発展のための活動を進めていきたいと考えています。皆様の変わらぬご理解、ご支援をお願いしご挨拶といたします。

令和 3 年 7 月  会長 櫻井 巖

役員

主な役員

顧   問古川 勇二23期日本学術会議連携会員(20、21 期正会員)東京都立大学・東京農工大学
職業能力開発大学校・大連理 工大学の名誉教授、元首都圏産業活性化協会(TAMA 協 会)会長
顧   問木内 孝蔵元多摩都市モノレール㈱代表取締役社長、元東京都技監・建設局長
会   長櫻井  巖元東京都出納長
副 会 長渋井 信和(公財)小笠原協会会長、元東京都総務局理事
副 会 長飯田 哲郎東洋システム株式会社 代表取締役社長
事務局長菊地 輝雄元東京都産業労働局理事

役員一覧

2023年度 役員一覧

定款

定款(PDF)

事業報告・事業計画

※当年度分については事業計画、過年度分については事業報告を掲載します

TEL 042-528-2155 東洋システム内

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